皆さんこんにちは。
よむ庭3回目のテーマは囲いテラスについて。
このテーマ、私、イトタガワ以外誰が書けるのでしょう…。
というのも、入社1年目からなぜか囲いテラスご希望のお客様を担当することが多く、
そのたびにいろいろなことを学んできました。
今日はその知識を少しでも皆さんにお伝えできればと思います。
それでは早速いきましょう!
◆そもそも囲いテラスって何…?
囲いテラスとはその名の通り、囲われたテラス。
(エクステリアのアルミ商品でテラスとは一般的に屋根のことを指します。
建築用語ではテラスって屋根のことじゃないのになぜだろう…?)
サンルームというとピンと来る方も多いでしょうか?
↓こんな感じの商品です
(画像はYKKAP様のHPよりお借りしました)
窓やドアもいろいろなタイプが選べます。
上の画像を見てもらってもわかるように床の素材もいろいろあります。
◆囲いテラスの用途って?
囲いテラスを検討するうえで最も大事なことは「何のためにつけるのか?」という目的です。
囲いテラスの用途としては
①洗濯干し場として
②アウトドアリビングとして
③物置として
とありますが、圧倒的に①洗濯干し場として、ご希望される方が多いです。
囲いテラスを取り付ける前提で建物の間取りを考えられている方も多くいます。
②アウトドアリビングとして、次に多いのがこちら。
リビングとつなげることで、リビングも広く感じられますし、庭へのつながりも強くなります。
何より、内でも外でもない曖昧な空間はとても居心地がいいです。
また、ワンちゃんの遊び場としてや、植物の温室として使われる方もいらっしゃいます。
③物置としては①と兼ねられる方が多いですが、自転車などもさっと入れられます。
◆どの囲いテラスにすればいいの?
用途が決まれば、自ずと囲いテラスの種類も決まってきます。
全部を紹介するとすごい量になるので(笑)
今回はざっくりとした種類でお伝えしていきます!
お洗濯を干すならこれ!
YKKAP ソラリアテラス囲い 床納まり
床を室内のフロアの高さと揃えられるこちらの商品。
弊社での施工採用率ナンバー1です。(私調べ)
樹脂の床のものはデッキタイプと比べると、お値段も良心的。
窓やドアの組み合わせも自由で、ガラスもスリガラスに変更できます。
意匠性は少ないので、外から見えても良い場所に施工することが多いです。
お洗濯+庭の物置として使うならこれ!
YKKAP ソラリアテラス囲い 土間納まり
(施工途中の写真しかなくてすみません…。)
室内のフロアとではなく地面とフラットなこちらの商品は
自転車や庭遊びのものを収納するのにぴったりです。
室内との出入りも必要であれば、別で囲いテラス内に階段の施工が必要です。
床納まりよりもお求めやすい金額になります。
洗濯干し場として、アウトドアリビングとして使うならこれ!
YKKAP ソラリアテラス囲い 特殊納まり高土間
先ほどの土間タイプを高土間にしたタイプ。
仕上げをタイルで仕上げるだけでアウトドアリビングの雰囲気がぐっと上がります。
このお客様は部分囲いという商品で、囲いテラスと普通のテラスを連結させる商品を採用されました。
アウトドアリビングとして使うならこれ!
YKKAP ソラリアテラス囲い デッキ納まり
憧れのウッドデッキ上に囲いテラスを施工した商品。
リビングとつなげても良し、寝室とつなげても良し!
見た目も良いし、素足で出られるのもいいですよね。
ちなみに私のお客様は寝室とつなげて、筋トレスペースにされていました!
今回YKKAP様の商品で紹介させていただきましたが、
他社メーカー様にも素敵な商品がたくさんあります。
お客様のご希望に合わせて提案させていただきますので、ぜひご相談ください。
◆囲いテラスを検討する上での注意点は?
①施工可能かどうか
→そもそも施工可能かどうかは建物や敷地の条件によって異なります。
そのため、家づくり中の方はできるだけ早い段階でご相談ください。
リガーデンでご希望の場合も、現場確認させていただいてからの見積りとなります。
②金額
→お客様に驚かれることが多いです。
お洗濯を干せる最低限程度の広さだとして、安いものでも、60万円~になります。
特に囲いテラスありきで間取りを考えられている方は大体の金額イメージを持っておかないと、
予算オーバーで施工できない、なんてことにもなりかねません。
③商品の特性
→残念ながら囲いテラスは完全防水ではありません。
建物に取り付けますが、建物と完璧につながっているわけではないので、
大雨などの際は外壁をつたって囲いテラス内に雨水が侵入します。
囲いテラス内は湿度も高くなるので、絶対に濡らしたくないものやカビやすいものなどの保管には向いていないです。
また、あくまで外付けのエクステリア商品のため、一生使えるものでもありません。寿命が来れば交換となります。
◆最後に…
雨や花粉を気にせず、お洗濯を干せるスペースが外にあるのはとても良いですよね。
ただ施工できるかどうかやどの商品がいいのかは一般の方には判断が難しいです。
お客様にぴったりなものをご提案できるかと思いますので、囲いテラス、気になる方はぜひお早めにご相談ください。
長くなりましたが、メリットも多い「囲いテラス」。ぜひお庭に取り入れてみませんか?
さて、次回のよむ庭は6月3日(金)、担当は竹内の予定です!お楽しみに(^^)