こんにちは 設計の大塚です。
すっかり真夏ですね。
こうも年々暑さが更新されると、10年後はどうなるんでしょうか?(毎年言ってる...)
今日はこの時期になるとちらほら目にするピンクの花。
夏を代表する百日紅(サルスベリ)について掘り下げたいと思います。
名前の由来
木肌がツルツルで、猿でも滑り落ちそうなことからサルスベリと呼ばれるようになりました。
花の時期が長いことから漢字では百日紅と書きます。
百日紅と言えばフリルのようなピンクの花の印象ですが、幹も特徴的で、落葉時期でも判別しやすいです。
樹形はやや曲がりやすい性質もあり、曲がりくねった百日紅も趣があります。
蕾もかわいくて、(こんな和菓子あったような..)
葉っぱは楕円形でつやがあります。
個性の塊のような木ですので、覚えやすいと思います。
薄いピンクの印象ですが、色の種類も多く
こちらは濃いピンク。
南国感が増しますね。
こちらは白。
白になると清涼感がでます。
他にも紫色のものや葉っぱが黒く矮性(大きくならないもの)なもの等、園芸品種も多いです。
そんな魅力いっぱいの木ですが、少し注意点も。
①どこにでも植えれない(日当たり・病害虫等)
日当たり・風通しが悪いとうどん粉病にかかりやすくカイガラムシがつきやすい。
②定期的な剪定が必要
剪定をすると翌年の花つきが良くなり、
剪定をしないと大きくなりやすく、病害虫にもかかりやすくなります。
ただ最近では、大きくならない品種や病害虫に強い品種等もあります。
誰にでも、どこにでも勧められる木ではありませんが、植物の魅力・楽しさが詰まっています。
これからの季節ぜひ注目してみてください。