こんにちは。設計の糸田川です。
2024年が始まり、みなさまどうお過ごしでしょうか。
寒い中でも、だんだん日が長くなって春に向かっている気がしますよね。
さて、今回は「要望を伝えるコツ」。
初回の打ち合わせで、まずお客様の要望をお聞きします。
ここで大事なのが、「本当に欲しいものは何なのか」を聞かせてほしいんです!
冒頭から意味が分からないこと言うてますが…。
例えば、お客様からヒアリングをする中で、このメーカーのこういうものが欲しい、ここはこの素材にしたい、と結構具体的に決めてこられる方がいます。
熟考してその答えを導き出されている方ならいいのかもしれませんが、そうしたい理由を聞くと結構みなさん曖昧な返答。
私個人としては、上記の要望は「本当に欲しいもの」ではない、と常日頃思っています。
例えば、道路に面した掃き出し窓の前に樹脂製のフェンスを欲しがっている方がいたとして、その人は本当に「フェンス」が欲しいのか?ということです。
その人が本当に欲しいものは、「外からの目線を気にせずに暮らせるリビングと庭」ではないでしょうか。
その解決策としてフェンスを挙げているだけで、ほかにも解決策はあるかと思います。
さらに言えば、素材についても詳しいことは分からないけど、樹脂製なら見た目も金額も問題なさそう、という雰囲気も感じます。
私たちは「解決策」を提案することはできても、お客様が本当に欲しいものを決めることはできません。
当たり前やろ!という声が聞こえてきそうですが、お客様も提案するこちら側も、わかっていない場面が多いのも事実。
お客様にはぜひ「こういう暮らしがしたい」「こういう生活動線で暮らしている」「この予算の中で」といった私たちには分からないお客様の暮らし方と本当に欲しいもの、を教えていただきたいのです。
なので、私のヒアリング、かなりしつこいと思います。笑
でもその先には必ずお客様一人一人の暮らしに寄り添った、使いやすく楽しいお庭が完成すると信じています。
ということで、要望を伝えるコツをお伝えしました。
これは家づくりにおいても大事なポイントになるかと思いますので、ぜひみなさん実践してみてください。
(また写真のない面白味のない記事になってしまった!ごめんなさい!)
STAFF イトタガワ