こんにちはPLUSGARDENSの大塚です。
あっという間に9月ですね。
今年の夏も暑かったですね...(まだ暑い...)
年々暑くなって、このままだと10年後、20年後はどうなるんでしょう。
ということで少しでも暑さから逃れようと、先日の休みに神山町の岳人の森に行ってきました。
岳人の森...神山町上分にある山岳植物園。
四国一のシャクナゲの名所で希少な高山植物が楽しめます。
キャンプ場としても楽しめ、運が良ければ雲海に出会えることも。
標高1000mなので、車を降りるとひんやりとした空気が流れてます。
岳人の森はたくさんの植物があるんですが、僕の目当てはこれです。緑の中でひときわ目立つ赤褐色の幹。
スッと上に伸びる樹形が凛として美しいです。
そうです。
ヒメシャラです。岳人の森には数多くのヒメシャラが群生しています。
環境がいいので、健やかで気持ちよさそうです。
ヒメシャラはアオギリ、シラカバと並んで「日本三大美幹」に数えらるほど美しい幹です。
条件はありますが、庭に植える事も可能です。
直射日光に弱い、高温に弱い、乾燥に弱い等、多少繊細な所がありますが、
その一方、条件が合えば庭木としても優秀で、シンボルツリーにも坪庭にも使えます。
○幹が美しい為、落葉時期も見ごたえがあり、一本でもさまになる。
○樹形がまっすぐ上に伸びる為、狭いスペースでも邪魔にならない。
○花は白く可憐で、最近人気の黒い外壁によく映える。
○葉っぱは薄くて小さく、柔らかいイメージで葉っぱが落ちても目立たない。
などなど...
魅力いっぱいの木です。
話しは岳人の森に戻りますが、
この日は希少な高山植物のレンゲショウマや
(別名 森の妖精)
ヒオウギが咲いていました。
(花後にねじれて萎れるのが面白いです。)僕は忙しくて心に余裕が無くなってきたなと思ったらよく岳人の森に出掛けます。
ヒメシャラを見ると、リフレッシュして
「明日も頑張ろう。」と思います。
庭木選びは難しい印象があって、ついつい育てやすい木を選びがちですが、
少し手がかかっても、旅先や思い出に残った旅行で見かけた植物を、
シンボルツリーに植えると愛着が湧いてスペシャルな一本になると思います。