よむ庭シリーズ、今回のテーマは「〇〇系のお庭?」です。
初回のヒアリングの際、お客様の好みや希望をちゃんと聞き取って、どんな雰囲気が好きなのか読み取るのも私達の仕事。
ただ、一括りに「〇〇系」なんて当てはめるのは面白くないんですが。
例えば、アンティークなレンガや朽ちた枕木なんかをラフに仕上げるお庭と、ホテルライクでモダンなお庭とは全く雰囲気が異なります。
建物を見ると、どんな雰囲気がお好みかわかることも多いんですが、とってもシンプルなおうちだとどっち系にでも持って行ける。
そういう時こそ、丁寧なヒアリングが必要ですね。
ちなみに、お客様にどんな雰囲気が好きですか?とお聞きすると、大体の方は「シンプルなのが好きです」と言われます。
あとは「ナチュラルな雰囲気」というワードもよく聞きます。
シンプルでナチュラル。
実はこのワードこそ、私を悩ませるオールマイティーワードなのです!
シンプルというのは個人差があって、どこからがシンプルでどこからがデザイン性の強いお庭になるのか。
それはとっても難しい......
「ナチュラル」でアンティークなスタイル↓
「ナチュラル」で和モダンなスタイル↓
「ナチュラル」でインダストリアルなスタイル↓
「ナチュラル」でヨーロピアンなスタイル↓
えーっとえーっと、あと「ナチュラル」で......
って、もうええわ!!
と、なりそうなくらい多種多様な庭のデザイン。
ここ数年はインダストリアルデザイン、ブルックリンスタイル、なんて言葉もよく聞きますね。
インダストリアルとは工業的・産業的という意味。
言わゆる工場や倉庫のような無機質な金属を使った雰囲気を言います。
これはインダストリアルなスタイル?
モダンでアーバン?
対して、ブルックリンスタイルというのはニューヨークっぽさ。
素材はナチュラルでありながら、色を抑えて大人の遊び場のような雰囲気。
あああああ!難しい!!笑
ある程度の好みや雰囲気は持っていただいた方がいいんですが。
あまり型にはめず、もっと自由でオリジナリティのあるお庭でいいですね。
あとはちぐはぐにならないよう、全体的な雰囲気は私達にお任せくださいませ!
STAFF タケウチ