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よむ庭Vo.16 低木・下草類は大切な存在

今回は「低木・下草類」について語っていきましょう。
「低木・下草類」って何度も呪文のように書くと思いますがお許しください。笑


弊社には植栽部門があり、専属のスタッフが植物のメンテナンスなども行っています。
各設計スタッフも植栽にはうんとこだわりを持っているのです。えっへん!

私もその昔、花屋さんが経営するエクステリア事業部で勤めていたこともあり、植物は全般大好き。
立ち木はもちろんのこと、低木・下草類などもこだわっています。

立ち木はその立ち姿や雰囲気で私たちを一目で魅了してしまったりします。
今で言う「山採り風」な出で立ちで全体の雰囲気を決めてしまうほどの圧倒的な存在感があります。

低木・下草類はと言うと。
その立ち木の足元のバランスを取る存在とでも言いましょうか。

たとえばちょっときれい目な素敵な洋服を着ていても、足元が裸足や健康サンダルではバランスが悪い。
そのきれいな洋服を引き立てるように、でもちゃんと足元の存在感も出してくれるような感じ。

そして、立ち木が落葉樹で冬場に幹と枝のシルエットだけになる時こそ、低木・下草類の本領発揮です(笑)

私は高低差をつけたり、姿形が違うタイプを組み合わせることが多いです。
葉の色味も気を付けます。
そして何より、どう成長してくかを考えながら植える時がワクワクドキドキひやひやなのです!
立ち木と違って、成長スピードも速くてどういう形になってくか読めなかったりします。
でもそれが楽しいんですよね。

せっかくかっこ良い立ち木を植えたなら、低木・下草類でも主張しすぎない程度で遊びたいのです。
アクロバティックなダンスをしている人の隣りで地味だけど軽やかなステップを踏みたいような。
あ、いや、なんか違うな。笑

とにかく、植栽部は足元にもぜひ注目してみてください。

あ、そうそう。
弊社で打ち合わせ中のお客様ならご存知だとは思いますが、植栽の内容はある程度お任せいただいてます。
メインのシンボリックな木だけ一緒に決めて、あとはお任せ。
もちろんご希望の低木・下草類があればぜひ教えてください。
マニアックな話も聞かせてください。ぐふふ。


ここで施工写真をいくつか載せます。
↑こちらは円形花壇の中に植栽してほしいというご希望でした。
メインはイロハモミジ。
低木は紅葉の綺麗なナツハゼ。
その足元は和洋折衷にアシッドな植栽。

多肉系のアガベやダークレッドのユーフォルビア。
手前のシルバー系でフワフワの子はオーストラリアンローズマリーと呼ばれるウエストリンギア。
銅葉のサイランも存在感があります。

立ち木と低木・下草類の組み合わせで遊んだ植栽です。



↓こちらは雰囲気変わって、イングリッシュガーデン。

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立ち木はお花の可愛いツリバナ。
足元はラムズイヤーや、匍匐性のリシマキアがスペースを埋めてくれます。
背の高くなるベロニカやボリューム感の出る斑入りのギボウシもアクセントになっています。
ここでもダークレッドのユーフォルビアは存在感ありますね。


↓最後にこちら。
先日工事したばかりの歯科医院の中庭の植栽
アオダモとマルバノキがメインの立ち木で、足元は少し和を意識した低木・下草類。
マホニアコンフューサーやベニシダ、ツワブキ、ギボウシなどは定番です。

その中にちょっと変わった黒葉のヒペリカムや青花の常緑ツツジも植栽しています。
手前の細い葉はアガパンサス。
これらはお花を楽しめる種類です。

治療中に見えるスペースとして、年中楽しめるような植物を選びました。
カラーリーフとして、ヒューケラやハツユキカズラも植えています。

あぁ、楽しい。
書いてるだけで楽しくなってきました。

「たけうっさん、また長い~~!!」
あ、なんだか後ろからヤジも聞こえるような聞こえないような...

長くなりそうなので、この辺でやめときます。笑

では次回は年内最後のブログで、大塚が担当です。
乞うご期待!(と、圧をかける笑)


PLUSGARDENS   タケウチ

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