こんにちは、設計の大塚です。
今回のよむ庭は、コンクリートとモルタルについて。
ある日の打ち合わせ中...
担当者「ここの仕上げはモルタルにしますね。」
旦那様「ありがとうございます。いい感じにしてください。」
帰宅後...
奥様「モルタルって何?」
旦那様「白くて硬いやつちゃん。」
奥様「じゃあコンクリートってこと?」
旦那様「そんな感じちゃう?(知らんけど)」
コンクリートとモルタルって分かりにくいですよね。
今回は2つの違いについて比較していきたいと思います。
※弊社ではこんなやりとりがないように、可能な限りサンプルor施工例等を見て頂いております。
いきなり脱線しますが、まずはコンクリートとモルタルを語るうえで欠かせないセメントの説明から...
セメントとは建築等に使用される灰色の粉末で、水で練り、型に流し込んだり塗り込んで放置すると凝固・硬化します。
こんなやつです。
セメントは粉末状の為、そのままでは建築材料として使えません。
ここでコンクリートとモルタルの成分を見てみると...
コンクリート セメント+水+砂(細骨材)+砂利(粗骨材)
モルタル セメント+水+砂(細骨材)
どちらもセメントと水を混ぜて、骨材を加えていることが分かります。
つまりセメントを使用用途(目的、施工場所、施工範囲等)によって骨材を変えたものがモルタルやコンクリートになります。
外構工事での用途
コンクリートは駐車場としてはもちろんのこと、耐久性が高く、メンテナンスの必要もない為、雑草対策にも使われます。
(境界基礎、アプローチ、擁壁、ウッドデッキの下地など)
打ち放しコンクリート門柱↓
無機質でかっこいいです。
自然素材や植物と組み合わせると更に魅力倍増です!!
杉板浮造りコンクリート↓
こんなのもあります。
和モダンな庭にもGood!!
対するモルタルはというと...
きめ細やかで柔らかい素材の為、扱いやすく用途が広いです。
仕上げ材としての役割のほかにも、目地材や接着剤としても使われます。
仕上げ材としてはコテで模様をつけたり、塗りムラでの表現が可能です。
インダストリアルな雰囲気にマッチしたざらっとした質感↓
滑らかな質感で都会的な雰囲気↓
コンクリートだからかっこいいとかモルタルだからお洒落だとかではなく、どちらも色々も仕上げ方、表現があります。
好みはもちろんのことですが、施工場所、サイズ、使用用途等によってお客様に合ったものを提案させて頂きますので、
安心してお任せください!!